〜文化・芸術のススメ〜
美思の文化・芸術を楽しむ原点は・・・。

久々のエッセイ!Misha’s Room『親愛なる妹たちへ』装いも新たに、
2010年第一弾は‥新年最初に足を運んだCONCERTO COPENHAGEN(略称COCO)と、美思の文化・芸術を楽しむ原点についてお話しましょう。

美思はRepeat(古典楽器)が好きです。特に、Cembalo!なんでしょうか・・。
あの音色を聴くと、郷愁にかられると言うのでしょうか。何故か懐かしさを覚え、お腹の奥底がキュンとするのです。Cembaloの音色を聴くと、その時代の奏者の姿が目に浮かぶのです。見た訳でもないのに(笑)。お腹?Heart?ともかく私の奥深くを刺激されることには間違いありません。

今回のCOCOはプログラム(&フライヤー)から凝っていました。バッハの『コーヒーカンタータ』『農民カンタータ』ということで、有名な肖像画にコーヒーカップをもたせているのですが、そのデザインが、Royal Copenhagenのカップ&ソーサーなのです。そして、ロイコペのロゴの変わりにCOCOと♪のマークが(嬉)。洒落ているのです。 
美思コレクションのRoyal Copenhagenのコーヒーポット、シュガーポット、ミルクポット、そしてカップ&ソーサーとプログラムを並べてみました(写真).


royalcopenhagen photo by望月美思

大好きなRepeatの演奏とコーヒーカンタータ、そして、洒落てるフライヤー。良くないわけがないのです。ペアチケットを即GETして、マダムI様とご一緒させていただきました。当たり、です。音の粒子がキラキラと美思に飛び込んできます。コンサートの前にコーヒーの香りが漂っていたのも印象的でした。これは、演出ではなく、売店のコーヒーのリアルな香り!だったのですが(笑)。
美輪明宏さんの舞台で、香水が漂っていたのには、相当強烈に感動したのを覚えている美思です。もちろん、こちらは、三輪さんご自身による演出です。

Cembalo…学生時代、音楽室や講堂。音楽会。いえ、もっと小さい頃・・・。と思い巡らせ、辿り着いたのは-----子供の頃、そこで過ごす時間は活き活きと輝いていた、美思の文化・芸術的側面を築いた1つのスペース。

父のAudio Room&祖父の(能楽の)お稽古場、そして書庫が連なった空間です。祖父は薬学・栄養学を医大生に教えたり大学病院にお部屋をもっている人でした。美思は何代も女の子の生まれない家にやっと誕生した「女子」ということで、祖父は随分と可愛がってくれました。そのせいか判りませんが、幼稚園の帰りにスクールバスで祖父のいる大学病院へ行き、お迎えの方が祖父のお部屋まで連れて行ってくださる、そんな光景を断片的に思い出します。何事にも鷹揚な時代だったのだと思います。

お部屋を出た後は、祖父とお食事デートです。レストランやピロシキの美味しいお店や洋食屋さんなど・・・美食や社交を楽しむことを最初に教えてくれたのが、この祖父なのです。そして、父は、美思の「楽しい」を培ううえで必要不可欠な存在でした。多趣味でカッコいい男性!それが父です。そう、美思、ファコンです(笑)。全日本ファザコン協会の会長になれるくらい筋金入りのファザコンです。なので、父の話になるとスイッチが入っちゃうのですが。今回は、音楽を愛するヒト、とご紹介しますね。

美思の自室には、幾つかの楽器、トランペット、クラリネット、サックスフォンなどが置いてありました。そしてエレクトーン。これら管楽器は父のコレクション。美思が祖母のオルガンを自然と弾けるようになり、その耳と速習性に、曾祖母(ひいおばあさま)が先生についてお稽古してはいかが、と薦めてくれたのが、「美思お稽古三昧」の最初です。美思が鍵盤楽器を弾く。父がサックスフォンやクラリネットを奏でる。それを聞いている耳の柔らかい弟がサックスフォンを吹き始める。兄もそのセッションに加わっていたような・・・。モノがあると自然とできるのですね。

そして、美思の部屋の隣は、祖父の能楽(観世流)のお稽古場。お弟子さんが出入りしていました。♪たち いーぃー でて みな の くもーー ・・とお稽古が始まり、お茶とお菓子の時間、お弟子さんが帰られるまで、美思はその空気や音、緊張感や談笑している様子を自室で窺っているのが好きでした。お能やお謡いのお稽古が終わると、そこからは父の時間です。お稽古場の奥、シンプルモダンな障子を開けると、そこは父のAudio Center!(男の子の”基地”みたいなものです・笑)
劇場用のスピーカー、ALTEC社製のが置いてあったり、コレクションのレコードやテープなどがスッキリと整理され並んでいるのです。父の理路整然とした姿そのもの。美思は父の秩序が好きでした。JAZZ,CLASSICナンバーにBALLETMUSIC,OPERA ARIA・・・。
「ピーターと狼」の解説。リッカルド・ムーティのクセ。カラスの美しさ。サッチモが何故こんなに良いのか。ベニーグッドマンのバックグランドとか、硬い音のよさ、など(笑)ワクワクするようなことをたくさん教えてくれるのです。なかでもモーツアルトの弦楽四重奏は何万回と聴いたことでしょう!そして、一角に祖父の書庫があり、誰もいないその部屋で、百科事典から興味の赴くまま調べものをしたりすることが大好きなコドモでした。音楽のシャワーを浴びる場所が、能衣装を纏った油絵の額や、リアル能面が飾られたり、お謡いの譜面台や能扇が並ぶ、“モルト和”なスペースだったことも今の美思に少なからず影響を与えていると思われます。
古いモノと新しいモノに躊躇なく接し、良いモノをどんどん吸収し、おヒトに情報としてお伝えしてゆく、美思スタイル、にです。

記憶を辿ると宝箱を見つけられます。たいせつな宝物は自身の懐かしい記憶の中に眠っています。そして、宝物を取り出してその輝きを美しいと思えるのは、今がシアワセだから。シアワセの源(みなもと)がそこにあるから。
音楽はヒトを豊かにします。文化や芸術はヒトを豊かに美しくします。そこに感動や喜びがあるからです。Playerや創り手の思いや人生があるから。Audienceの思いや人生があるから。

文化・芸術に触れましょう。LiveやConcertや音楽会、舞台に行きましょう!美術館や展覧会に足を運びましょう!そしたらきっとシアワセになれる。そしたらきっと心豊かになれる。そしたらきっと美しくなれる。   
親愛なる妹たちへ。美しいヒトになりましょ!    by 美思

親愛なる妹たちへ。(Vol.5)